ご家族・パートナーの方へ

私にできることはなんだろう?

薬物療法を理解する

治療の柱となるSSRIを使った薬物療法を理解しておきましょう。

知っておいてほしいこと①
社交不安症(SAD)の治療の柱は「お薬の服用」と「精神療法」です。お薬には頼りたくないという人もいますが、正しく使用すれば改善する可能性がありますので、きちんと本人が服用することが大切です。
社交不安症(SAD)の治療で中心的に使用されるSSRIには、脳内の「神経伝達の障害」を改善する作用があり、恐怖や不安を和らげる効果が期待できます。

知っておいてほしいこと②
ただし、SSRIを飲んだらすぐに効く・・・というわけではありません。
ほとんどの場合、効き目はゆっくりで、効果を自覚できるまで数週間から数ヵ月かかります。
また、症状がなくなってからも、症状の再発を抑えるために一定期間はお薬を飲み続ける必要があります。

知っておいてほしいこと③
SSRIは正しく服用してこそ、十分な効果が得られます。
患者さんご本人の判断でお薬を飲むのをやめたり量を調整したりせず、心配なことや疑問がある場合には、必ず医師に相談するように促してください。

ページトップへ